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 亀戸〜塩浜 
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1.
 さて、のんびりと春の港を走ろうとの目論見は見事にはずれ、この日の気温は冬並みとなった。亀戸の駅前で自転車を組み立てるが、ビルの谷間を吹く風はことの外、さ... さぶい。
 総武線のガードをくぐり京葉道路を自転車で西へと進むと、貨物線の高架が頭上を斜めに過ぎって行く。
 高架に沿って南へ進むと、やがて高速7号小松川線が目の前に。この首都高、川の直上を走っているため、それと直交する貨物線のトラスはこんなすごい事になっている。


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2.
 一旦、明治通りに出て川を渡り、築堤となった線路に沿ってさらに南進する。家々の建て込んだ中に、この築堤の両側は比較的ゆったりとしており、しあわせな空間が広がっている。
 小名木川を渡るとそこは広大な貨物駅。ひと昔前まではどこにでも見られたこんなヤードの風景は、昨今では貴重になって来た。
 DD51 が引上線上で一機、静かにアイドリングをしており、確かにこの駅はまだ生きているのだと実感させてくれた。


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3.
 しばらく線路は単線で進むが、やがて左カーブで西へと向かい出すあたりで、地下から高架へと駆け上がる別の線路が寄り添って来る。
 これは、永代通りの下を走っている地下鉄東西線から分岐して、営団の検車区へと至る線路である。
 この検車区は越中島の貨物駅とピッタリ寄り添っており、どこか構内で線路がつながってるんじゃないかと疑惑もわいて来る。(^^;)


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4.
 線路に沿って進んで行くと、しゃれたオブジェの様な、真新しい人道橋があった。自転車はループ状にグルグルと3回転半くらい(@_@;)登ってから、貨物駅の上を渡る。
 橋の下には、貨物駅の先にさらに京葉線の線路がトンネルから出てきている。行き交う電車と運河を眺めながら、寒いので途中のコンビニで買った中華饅を頬張る。
 しっかし寒いなぁ〜今日は... って言いながら、吹きっさらしの橋の上で食べてる自分も文句を言える身分じゃないが。。。


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5.
 さて、お腹も暖まったところで先へと進む。貨物駅もはじっこの方へ来ると貨物ヤードの敷地が段々と狭まって来て、最後にプツンとフェンスのところで線路がなくなっている。
 そのすぐ先は高速9号深川線だが、この下の道路を踏切で越えるところから、東京都専用線の線路は始まっていたはずだ。踏切の跡を探すが、車のビュンビュン通る広い道路にその面影を求めるのはちょっと無理なようだ。
 だが、道路を渡った先、マンションの敷地の間から、その怪しい空間は始まっていたのだった。


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