クーラー

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出来上がったボディを眺めていると、屋根が非常に寂しい状態だと気付く。それもその筈で、特急用車両のくせに今どき冷房が無い!という事態だ。車端部をカットした際に、ク一ラ一もそちら側に持って行かれてしまった結果なのである。グリーン車に元々付いていたクーラーは車体にフックで嵌め込む形だが、その部分は屋根が段差になっていた。だから、それを今の丸屋根にそのまま搭載すると、高さが車両限界を超えてしまうという問題が発生する。

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かと言って、ク一ラ一を収める為に今から屋根をくり抜くのは無理だし、だいいち長さを詰めたボディはその屋根裏部の接ぎ板で強度を保っている。さてどうしようかと思案しつつパーツボックスの中をガサ入れしていると、GMの集中式クーラーで比較的薄めのやつが一つ残っていた。で、それの裏面を削りに削ってペラペラにした上で2分割し、屋根に貼り付けて理め込んだ風を装うという形で決着をつける事とした。

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ク一ラ一の固定位置だが、内側のラインをボディの接合部と合わせて隠す手助けにしている。なにしろこの屋根は波板状になっているので、パテ盛りのみでの隠蔽は難易度が高いのだ。