[ メイン ] but_s_r.gif2008年5月

2008年4月29日

機関車の製作

さて、その走らせる機関車だが、作るのはスチームトラムと呼ばれるちょっとかわった形態のロコである。最近では、かの銀座軽便倶楽部のキットとしてもこれのクライマックス式というタイプが少し前に販売されているが、機関車と言うよりは据置型の蒸気エンジンをそのまま台車の上に乗せたようなスタイルで、遊園地のライドみたいな可愛らしいカマだ。

 
(左)半田付け作業中。1mm角とはいえ、16本の金属材を糸鋸で切るのは結構しんどい。
(右)車内を仕立てる。モーター部を避けるため、重心はかなり高くなってしまった。

作り方は至って簡単、切り出した1mmの真鍮角材を半田付けして櫓を組みバルサ材で腰板を作成、上にプラ板を曲げて作った屋根を乗せ、後は適当な部品を見繕って車内に積み込めばOK。ボイラーっぽいパーツは見覚えのある方もいるかと思うが、終端駅モジュールでも使ったGM製工場キットの余り部品である。スチームトラムにも機関によっていくつか種類があるようだが、今回はこれをセットして水平ボイラー搭載タイプに見立ててみる。

 
(左)購入しておいた人形と比較して、車両の大きさを確認している。
(右)大体仕上がり、あとは塗装を待つばかり。木目を生かすべく下地処理は省略。

2008年4月28日

電源供給を考える

パイクを作る時に考えるのは、いつも手近な場所に置き、気の向いた時すぐに走らせられたら良いなという事。コントローラを持って来て、リード線をつないで… なんてやってるのは面倒で気が萎えてしまう。線路磨きもあまり好きではないので、だったら車上の電池で走らせたらどうなるだろうかという事で実験を行なってみた。

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結果としては、やはり1.2V程度の充電池×2本では電圧不足の感が否めない。ジワジワと牛歩の歩みはするが、見てると何だかじれったくなって来る。せっかく自前で電池ボックスまで作ってみたのだが、これはお蔵入りになる可能性が高そうだ。

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2008年4月27日

通販購入

んでもって、いきなりこういう物を購入してるのは異色の入り方だろうが、車両を作る際のスケール代わりを意図しての事だ。何せHOナローの車両作るというのも初めての経験だし、ちょっとしたゲテ物を予定してるんで設計図が手元にあるわけでもない。なので、人間を基準にして車両の大きさを決めてしまおうという魂胆なのだ。

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購入したフィギュアは例によってPreiserの無塗装キットだが、#16346 Sport and leisure time.80 unpainted miniature figures Kit. という 1/87の物だ。パッケージの塗装例写真を見ると、乗馬、水泳、ゴルフ、ランニング、登山、ローラースケート、果ては潜水服を着たのまでいて、なかなか楽しげでよろしい。

2008年4月20日

走行テスト

使う線路はPECOの9mmナロー用フレキシブルレール、という事で車両はNスケールでなくHOサイズを予定しているが、とりあえずそのままB凸電機の上回りでカーブ走行テストを行なう。

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無理やりムギュっと曲げ、これでR100mmを切っている。カーブの具合がちょっといびつだが、それはそれ、不自然な感じがしなくてかえってヨロシイ(^^;)。でもこの曲線サイズじゃ、2軸車以外の入線は無理だろうな。

2008年4月14日

はじめに

しばらく模型から遠ざかっていたので、禁断症状という程ではないが少し線路が恋しくなり軽く何か作ってみる事にした。素材としては以前間違えて購入したフレキのナロー線路と、パイク展示の時にメーカーさんから予備車として何台か頂いたポケットラインシリーズの機関車。これを一個改造し、「L-Pike」なる専用の小さなパイクを作って走らす事を考えた。

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前作と同様に製作過程をブログで掲載して行こうと思うが、今回は気休めに作る程度なので短期連載になるだろう。訪問記も予定していない。とにかく、あまり肩肘はらずテキトーにリラックスして工作を楽しもうというコンセプト(笑)で進めて行くんで、過度な精密工作は出て来ない、…と思う。

タイトルで L-Pikeの Lは何の頭文字かと言うのは徐々に判明して来る筈。それと、今回の作品はSRRとは全く別次元の世界で考えている。それ以前に、ちゃんと完成するかどうか、ちょっと怪しい所もあるのだが…