機関車の製作
さて、その走らせる機関車だが、作るのはスチームトラムと呼ばれるちょっとかわった形態のロコである。最近では、かの銀座軽便倶楽部のキットとしてもこれのクライマックス式というタイプが少し前に販売されているが、機関車と言うよりは据置型の蒸気エンジンをそのまま台車の上に乗せたようなスタイルで、遊園地のライドみたいな可愛らしいカマだ。
(左)半田付け作業中。1mm角とはいえ、16本の金属材を糸鋸で切るのは結構しんどい。
(右)車内を仕立てる。モーター部を避けるため、重心はかなり高くなってしまった。
作り方は至って簡単、切り出した1mmの真鍮角材を半田付けして櫓を組みバルサ材で腰板を作成、上にプラ板を曲げて作った屋根を乗せ、後は適当な部品を見繕って車内に積み込めばOK。ボイラーっぽいパーツは見覚えのある方もいるかと思うが、終端駅モジュールでも使ったGM製工場キットの余り部品である。スチームトラムにも機関によっていくつか種類があるようだが、今回はこれをセットして水平ボイラー搭載タイプに見立ててみる。
(左)購入しておいた人形と比較して、車両の大きさを確認している。
(右)大体仕上がり、あとは塗装を待つばかり。木目を生かすべく下地処理は省略。