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 このシリーズは、1995年の秋に連続して訪れた東武沿線の廃線跡をご紹介しています。オリジナルは当時の Nifty内自転車フォーラム FCYCLO に投稿したものですが、許可を得た上で、若干の修正の後転載しています。

 その1・秩父鉱業線(高坂)
 その2・西大家貨物線(西大家)    
 その3・根古屋線(小川町)
 番外編・熊谷線(熊谷)
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その3・根古屋線(東武東上線/小川町) 1995/12


 東武沿線シリーズ最後は小川町の根古屋線跡。このシリーズのそもそものきっかけとなった場所です。

 今回、実走だと往復 100Km 超なのでさすがにポタリングの範疇を超えております。んで、アプローチに車を使いました。青梅から嵐山渓谷の少し北、遠山という山里まで車で行き、そこへデポ。

 ここは武蔵嵐山と小川町の間に位置してますが、四方を山に囲まれ、まさしく遠山郷とでも呼べそうな場所です。山に囲まれた小広い盆地は、もうすっかり稲も刈られた田んぼが冬の日差しを一杯に浴びて、その間に点在する農家、後は今自分が走っている道路が一本と、渓谷を刻む槻川(ツキカワ)。なんか、数年前に越えた杖突峠を思い出し、一瞬、秋葉街道でも走っているのかと錯覚してしまいました。いいとこです、ホント、お勧め。

 さて本題ですが、槻川沿いに小川町までタラタラと走り、お目当ての根古屋線跡へ。これは東武の小川町と竹沢駅の間で西へ分岐し、槻川沿いに東秩父村の方へ走っていた貨物線です。もう少し足を伸ばせば笠山とか大霧山も目の前なんで山サイと組み合わせる事も可ですが、今日は午後から用事が出来てしまったため、終点付近まで行って帰って来ました。特にこれといった収穫はなかったのですが、FTRAIN で報告されていた分岐点(変電所になってる)と、サミット付近の人道橋(橋脚がレール)を確認して来ました。

 帰りは一旦車へ戻り、仙元山林道へと乗り入れて見晴らし台へ。この林道、自転車だとかなりキツそう(面白そう?)ですが、上まで行くと眼下に小川町全体の見渡せる芝生の広場があります。今日は天気も良く、遠く日光連山?まで展望出来ました。あと、ローラー滑り台なんてのもあって(有料です)、お子様連れでも良いかも。私としては、東武線や八高線の列車が遠くに鉄道模型の様に見えるのを眺めながらお弁当を食べられたという点で ^^; ポイントの高い場所です。又、この付近、カタクリとオオムラサキでも有名との事。




根古屋線・再訪 1998/04


 前回写真の撮れなかった根古屋線跡。この4月にこっち方面へツーリングに行ったついでに(^^;)、少しあたりを散策してみました。

Photo 東上線から分岐してしばらく行くと、小さなサミット付近にこの跨線橋がある。これは下が鉄道時代からあったものの様で、橋脚もレールで出来ている。
Photo 跨線橋の上にまわって、下を登ってくる線路跡を遠望する。車は軽々と坂を越えて行くが、機関車は力一杯登って来たんだろうな。(写真奥が東上線方向)
Photo サミットを越えると、ゆるい勾配で根古屋方面へと下って行く。走っていればごく普通の道だが、脇を覗けば見事な築堤が続いていた。

 さてこの日はこの後お花見ツーリングで、遠山〜大平山〜都幾川桜堤〜笛吹峠〜高坂へと走り、さらに入間川沿いに青梅まで実走。久々の長距離ツーリングとなりました。


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