- 著作権とは
著作権とは何でしょう。例えばあなたが画用紙に電車の絵を描いたとすると、そこに既に著作権が発生します。電車の絵は著作物、あなたはその著作者となります。どこかに申請する必要はありません。日本において著作権は、自動的に発生するのです。
ではその著作権は何のためにあるかというと、あなたとあなたの作品を守るためです。あなたがせっかく苦労して描いた電車の絵を、だれかがコピーして雑誌に投稿し、賞金をもらったとしたらどうでしょう?きっとくやしいですよね。そういう事が出来ないよう、著作権は存在するのです。
ですから逆にだれかの作品に対しては、あなたその人の著作権をおかしてはなりません。勝手にコピーして配ったりしてはいけないのです。
- トレインバナーの著作権
では、今度はそれらをトレインバナーに置き換えて考えてみましょう。トレインバナーは横長のアイコン、というよりはむしろごく小さなイラストに近いかも知れませんが、基本的にこれらは著作物になります。
従って、作った人以外は勝手に使用してはいけない事になりますが、このサイトではこれらの作品をフリー素材として扱っており、以下のような注意を入れています。
- このサイト内の掲載物についての著作権は、各作者(クリエータ)に属します。
- 個人ホームページでの利用など、非営利目的の個人使用に限り自由に使用出来ます。
- 上記以外の使用(素材集ページ等含む)は、著作権者の許可が必要です。
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1番目の項目は、トレインバナーの著作権はその作者(このサイト上では"クリエータ"という呼び方をしています)にあるという事を言っています。
2番目はフリー素材の宣言であり、個人のホームページであれば自由に使って良いとしています。基本ルールとしては、作者への連絡も強制しておりません。
3番目はそれ以外の場合、つまり「営利目的」や企業・団体等のホームページで使う場合は作者の許可が必要だと言っています。「営利目的」とは、商売を目的にしているサイトと言う事です。従って一般的な企業や商店、あるいは個人サイトであってもネット通販等を行なっている所は、作者の許可を得る必要があります。素材集ページへの掲載も許可制です。これは、トレインバナーを勝手に自分の作品のように多数並べて展示するサイトが、過去あったための規定です。
以上はこのサイト全体としての共通ルールですが、各クリエータが独自の条件を追加したり、自分の作品に限っては上記のルールを一部変えたりする事も可能です。(その場合は、クリエータ登録のコメント欄に記載して下さい。)
- クリエータとして守らねばならない事
ここまではクリエータと一般ユーザー間の決め事ですが、クリエータ同士守らなければならないルールもあります。盗作はもちろん言うまでも無くダメに決まってますが、改造の場合も気をつける必要があり、これについては以下の注意を入れています。
注意事項(重要)
- 他人の作品を改造して投稿する場合は、必ず事前にその作者の許可を得てからにして下さい。
- またその場合投稿時に備考欄へ、「○○さんの作品を改造」のように明記を願います。
- 写真や他規格の画像をリサイズ処理しただけの作品は受け付けません。
自分がコツコツと何日もかけて作り、発表した作品を、他の人が勝手に改造してそちらの方が注目を浴びてしまったら、やる気を無くしますよね。だからそのような改造を行なう場合は、作品を作る前に元の作者に許可を求めて下さい、という事です。
これは例えば車両のボディや帯色を変える場合から、単なる編成替え、あるいは台車やクーラーといった部品を流用するようなケースまで、大小様々だと思います。大幅な改造でほとんど元の作品の形を残していないような場合はこれに該当しないかも知れませんが、改造は改造ですので許可はもらっておくにこした事はありません。それが面倒なあなたは、最初から全て自力で描くべきです。
なお、上記の3項目めは作品の作り方に関するものですが、実物の側面写真を画像処理ソフトでサイズを縮小してそのまま投稿される方が時々います。これは何の創作性も無く、バナーとしては非常に見苦しいものになりますので投稿は禁止です。同じ理由で、他の規格画像(TSV,TK,etc.)からの処理作品も受け付けません。ただ、それらを参考資料として新たに描き起こしたものは全く問題ありませんので、堂々と投稿して頂いて結構です。
- ところでトレインバナーって...
ところで、トレインバナーを描く事自体は著作権に触れないのでしょうか。一般に電車やバス等の車両は「工業製品」であり、それらに著作権は発生しないとされています。従って我々は自由にトレインバナーを描いて発表する事が出来るのですが、但しその作品を商売の道具などに使おうとした場合は注意が必要です。
鉄道模型や鉄道おもちゃ等でも最近の物は殆ど「JRグループ承認済」「XX電鉄承認済」という表示がされていると思います。これらは大抵、その車両を保有している鉄道会社に対して許可をとった上で(場合によってはデザイン使用料を支払った上で)製品化されているのです。
このサイトは、基本的に無償で個人ユーザーの方へ使ってもらう事を目的に公開をしていますので、そういうケースになる事はないかと思いますが、クリエータの方もその旨を良くわきまえて活動して下さい。
また、車両に貼られている会社のロゴマークや最近はやりのラッピング広告についても、商標登録されていたり、著作権が発生していたりしますので、気をつける必要があります。まぁ、トレインバナー程度の小ささであれば殆ど判別が出来なくなりますので問題視される事は少ないかも知れませんが、特に人気のあるキャラクター物などは非常に厳しく管理されていますので、避けておく方が無難と思います。