トレインバナーの名称は、文字通りバナー用として作成したアイコンに由来します。私が初めて Webサイトを立ち上げるにあたり、ちょっとしたページの飾りが欲しかったのですが、その当時車両の正面を描いたアイコンはあったものの、それだと面積が小さくて少々物足りない気がしました。
そこで側面を描いたものはないかと探してみた所、当時 Niftyを中心に展開されていたしばのぶさんの「トレインサイドビュー」という規格に思い当たりました。ただ、調べてみると元々スクリーンセーバーソフト用として作成された画像であるため形式も BMPだし、大きさもかなり小さかったので(現在は大きなサイズもある様ですが)これの利用もあきらめ、結局自作する事になったわけです。
サイズをどうするかは少々悩みましたが、電車の顔アイコンの多くが 32dotで作られていた為、これに合わせておけばまぁいいかなぐらいの軽い気持ちで作り始めました(実際にはパンタ高があるので、画像サイズは一致しても車両高は違うんですけど)。それが結果としては大正解だったと気づくのはその後しばらく作ってみた後なのですが、それは何かというと実に程よい大きさだったという事です。ブラウザの中に 20m車の 4両編成がちょうど良いバランスで収まります。ドット打ちで作っても息切れしない範囲で仕上がるし、小さいので多少ごまかしてもそれなりに精密感が出るし、何よりなんとなく可愛く見える!
これに気を良くして、それ以降もぼちぼちと一人で作っては自分のページ素材として入れ替えながら使っていましたが、せっかく作ったのが溜まっているんだから展示場所を設けようという事で、専用のページをオープンしたわけです。それが本サイトの前身となる「Tarin Banners」。ここからよっしーさん、らくがき鉄道さん、竹内さん兄弟始め、多くの作者の方が生まれ、多くの作品を発表する様になり、現在に至っているのです。
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