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雷電山のインクラインImage


 いろんな意味で謎に満ちている雷電山ですが、東京学芸大鉄研OBの岸さん から新たな情報を頂きました。
 引込線終点に索道が来ていた事は、前回 「二俣尾のホッパー」 ではっきりしたわけですが、やはりインクラインも(その奥に?)存在していたようですね。
 さらに、部分的にはトロッコ軌道の存在した可能性もあったようで、ますます興味がわいてくる今日この頃(^^;)ではあります。
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出典:「青梅鉄道 沿線名所図絵」より

IconH.Kumaさん、こんばんは。

 この写真は青梅鉄道が電化時に発行した沿線案内に載っていたものです。(写真の掲載については、出典を明記すれば特に問題はないかと思います。何しろ大正期の発行でもありますし・・。)
 この案内図には「カラカイ山」の石灰採掘場という写真も掲載されており、トロッコ軌道も写っています。
 「カラカイ山」というのは、現在のどのあたりを指すのでしょうか??


 タイトルは「青梅鉄道 沿線名所図絵」、発行は「大正十二年六月十日」。青梅鉄道が全線電化を記念して発行した鳥瞰図です。
 これの図をあらためてよく見ると、雷電山のインクラインは上・下に別れており、上・下段の接続点(山の中腹)には、事務所らしき建物とトロッコ軌道(?)の隧道も描かれています。
 隧道があるというのは、青梅市史の記述とも一致しますので、存在はどうやら間違いないようです。あとは、これが現在も残っているのか非常に気になるところです。

 機会を見て訪問したいと思っています。まずは、取り急ぎお知らせまで。

岸 由一郎(きし・ゆういちろう)



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