せっかくなので駅の上の天満屋で少し買い物をしてから外に出てみたら、南側の線路が出て来るあたりはその真上がデッキ構造の遊歩道になっている。
これがちょっと不思議だったのだが、調べてみるとこの駅ビルは将来の高架化を視野に入れた構造になっているらしく、してみるとこれは直上高架なのだろうか。
そう言えばビル内のエスカレーターも、ある階の所だけ異様に長かったような気がする。
駅構造に充当するフロアは天井が高く作ってあるという事か。
最後に高松築港まで乗って今回の琴電は目出度く乗り収め。
宿へ入る前に少しあたりをブラついて来るかと、一人、港の方へ歩いて行った。
高層なビルの林立するこのブロック、さすがに高松は四国きっての都市だと感じさせる。
JR高松駅脇には隣接して大きなスーパーを発見したので、後で酒のつまみでも買い出しをしよう。
歩いていると遠くから何やらごきげんな調べが聞こえて来るなと思ったら、公園の野外ステージで「サンポート・ジャズ・フェスティバル」というのが開催されていた。
休憩がてら少しベンチで聴いて行こうか。
思えば駆け足で慌しかったが、この二日間は私鉄電車ばかり乗りつぶしの日々。
移動に使ったJRの方も四国は気動車のイメージが強かったのだが、こと北半分のエリアに関しては電化が進んでおり、考えてみるとこの旅で乗ったのは全てが電車だ。
往路も電車寝台だったし、明日も普通電車を乗り継いで高松から東京まで帰るので、全くもって今回は電車三昧の旅だった。
暮れなずむ港の公園でしばらくそんな事を考えていたら、BGMのバンド演奏が段々と頭の奥で反響し合い、ちょっと心地よい夢を見ているような気分になった。
さて、そろそろ宿に向かうとしよう。
場所はさっき通りがけに見かけたので大丈夫…。
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