Banner

制作記その4

Oct, 2009

塗装検討

心はほぼ決まっているのだが、一応コンピュータ上で試験塗装を施してみる。 冗談半分で窓周りが赤帯タイプも作ってみたが、さすがにこれはあまりにも国鉄特急ですね。 結論としては予定通りTEE準拠にするが、赤とクリームの境界線が前面と側面で段差があるのを吸収しないといけない。 写真の他にも何案か作ってみたのだが、結局一番下段のを採用する事にした。

Photo Photo

試験塗装

Photo

上半色はアイボリーかベージュかで迷っていた。 しもてつ標準のアイボリーを引き継ぐという考えもあるが、ここはやはり特急車なので独自の色調で行こうという事でトニーベージュに決定。 今回編成は3両にするので、一組余った側板を使って塗装チェックを行なってみる。 写真だと西武の赤電色にも見えるが、この赤は国鉄特急色なので西武よりは暗い。


上半色塗装

Photo

チェックの結果に気を良くして早速本塗装、まずは全体にベージュを吹く。 前面窓を除いてマスキング無し、屋根も後からグレーで塗るので裸のままのお気楽作業なのだ。 この状態だと東武の一時期のクリーム一色塗りみたいだな…


マスキング作業

Photo

マスキング作業をペタペタと行なう。 今回は写真の通り、屋根と腰部を同時に塗り分けるという効率化作業を目論んでいる。

ちなみにこの行程の私としてのセオリーは、塗装するその日にやらない事。 当日に行なうと、はやる気持ちと時間の限りにせかされ作業が雑になりがちだからだ。 ここは前日以前にじっくりと貼り込んでおこう。 但し当日までに間があくと貼ったものが浮いて来るので、必ず塗装直前にもう一度テープを押さえ込んでおく必要がある。


塗り分け開始

まずは屋根にグレーを吹くが、腰部をカバーする簡易塗装ブースをボール紙で作成。 なぁんだ、マスキングすればいいじゃんとも思えるが、貼るべき部分の面積が大きいのでこっちの方が若干楽かな。 続いて屋根をカバーして赤を吹けば、これで塗装作業の大き目なタスクはひとまず終了だ。

Photo Photo

塗り分け完了

Photo

塗装が乾燥し、マスキングテープをそろそろと剥がして行くのは、ワクワクどきどきする魅惑の時間。 今回は結構綺麗に出来たかな。 ここまで来てようやく、小田急のイメージからは解放されたようだ。

多少の吹き込みは後で手修正してやれば良いから、まぁいいか。 ちょっと東武DRC色っぽくも見えるが、それよりは赤が明るいからまぁいいか。 まぁいいかが多いけど、まぁ…。