さてこのあたりには、貨物線以外にも興味深いものが残っていますので、少しご紹介しましょう。
その一つは、入間川に残る単線時代のガーダー橋です。
この付近は、昭和44(1969)年に複線化されましたが、その際旧橋梁の老朽化と、橋前後の曲線緩和の目的で、線路の付け替えが行なわれました。
その結果、旧橋梁はお役御免となりましたが、現在までそのままの姿で残されています。
もう一つは、飯能駅付近の短絡線です。地図でも明らかな様に、飯能駅はスイッチバックになっていますが、秩父への直通列車や貨物輸送等のために、ここを短絡する線路は当然考えられる話しだったと思います。
西武としてもそれを念頭に置いて用地を確保していた様ですが、東武鉄道と繰り広げた秩父への乗り入れ合戦も一段落し、貨物輸送もなくなり、さらに飯能駅も一大ターミナルとして発展してしまった結果、ここを通過する短絡線の意味は急速に薄れてしまいました。
結局、線路は引かれないままに今日に至っており、市街地の中に不思議な空間として存在しています。
■ 旧入間川橋梁 |
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(写真:6) |
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■ 飯能短絡線 |
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(写真:9) この後はいつもの様に、駿河台大学脇の坂(私のお気に入りコース)を登って金子経由で帰途につきました。ちなみにこの日は、この冬最初の冬型気圧配置のさぶ〜い日、早朝の物好きポタリングレポートとなりました。橋の上なんてツルッツルに凍ってたもんね〜。 |