京葉サイクリング紀行 コンビナートの屋台骨Page 4

その先で線路は養老川を渡り、ゆるく左にカーブして進みます。 いっしょにカーブを切る国道の方は、この付近から上下線が分離して中央に広いグリーンベルトを挟むようになります。 道路向こうの丘には市原緑地運動公園の緑も広がり、工場ばかりの無機質な風景からは若干開放されるあたりです。 一方の右手には京葉臨海の本線と、ところどころで海側に離れて行く引込線、その先には工場のフェンスがありますが、多くは既に途中でちょん切られているようです。

甲子川を渡る鉄橋は背の低いポニートラス。 その下には濃い色をした水面が、ゆらゆらと音も無く揺れています。 その先、線路際は両サイド共に広い草地に囲まれて、しかも国道との間は植樹帯で遮られているので静かな空間に。 またこのあたりから送電鉄塔が線路と寄り添うようになり、さらに地中にはガスのパイプラインが埋め込まれているそうで、コンビナートの大事な 3本の動脈が並行して走っているわけですね。

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前川付近

終着が近くなりました。 平地だった左手には段々と房総丘陵の丘が迫って来るようになり、その下を相変わらず広い国道が走ります。 スタートの頃は怪しい空模様でしたが、徐々に晴れ間が出て来て、ジリジリと初夏の暑さが身にこたえます。 さあ、日に焼かれる前に急いで残りを消化してしまわないと。

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