京葉サイクリング紀行 コンビナートの屋台骨Page 3

やがて行く手に立体交差が見えて来ると、市原埠頭入口の交差点。 ここからは港の方へと向かう支線が分かれますが、その分岐点が交換場所ともなっています。 京葉臨海にはこんな感じの、交換と分岐を兼ねた信号場や駅が数多く存在し、時おり列車同士の待ち合わせが見られます。 しかし今日は土曜という事もあり、動く列車の姿は全くありません。 側線にはタンク車が 2編成程、沈黙の列を成しているばかり。 せっかく某氏に手配して頂いた貨物時刻表を持参して来たのに、あぁ、残念無念。

そこからしばらく道なりに行くと、再び 16号線海側に歩道が現れて来たのでそちらへと移り、引き続き誰も人のいない世界を黙々と走ります。 右手にはつかず離れずの線路、左手は相変わらず交通量の多い国道に挟まれていますが、大分騒音と排気ガスにも慣れて来て、というか免疫が出来てきたのか、あまり気にならなくなりました(家帰ったら鼻ん中真っ黒でしたが)。

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浜五井支線にて

浜五井で右手へと鋭角に分岐する線路があったので、しばし国道を離れてそちらへ入ってみました。 ここにも黒々としたタンク車の編成が、その長い車列を線路の上に横たえています。 少々期待を持って機関車を待ってみましたが、プラントの櫓を背にした貨車の列は全く動きを見せず、やはり今日はだめそうです。 その間にも手前の道路には、次々と頻繁にタンクローリーが出入りしていたのが印象的な光景でした。 このあたりは殺風景な中にも広大な芝生の広場があったりして、きっと昼休みには、ここで働く多くの人達が憩う場になっているのでしょう。

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