京葉サイクリング紀行 コンビナートの屋台骨Page 2

内房線の線路伝いにしばらくペダルを漕ぐと千葉機関区があり、入れ替えの貨車を待つJR貨物の電気機関車達が憩いの一時を過ごしています。 そこを過ぎるとやがて京葉臨海の線路は徐々に海岸方面へと向きを変え、JRの線路から離れて行きます。 ここらはまだ住宅地の中ですが、国道16号の蘇我陸橋(交通速報でお馴染みですね)を潜ると一転して周囲は工業地帯となり、臨海鉄道にふさわしい景色が展開します。

しかし並走する国道16号の交通量は凄まじく、圧倒されてなかなかのんびり探索という雰囲気ではありません。 千葉貨物ターミナルを過ぎ、村田川を渡ったあたりは線路が道路から少し離れているので、川伝いに下流を目指すと... そこにあるのは村田川橋梁。 これは元々大井川にかかっていた東海道本線のトラスの一つを持って来て、ここに設置したものだとか。 明治44(1911)年にアメリカで製造された歴史ある貴重な存在なのです。

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村田川橋梁

そこを過ぎると再び国道と合流し、線路はその海側を一体となって走ります。 そのおかげでこちら側には歩道が無くなってしまって、仕方なく長い(距離も待ち時間も)横断歩道を渡って山側へとトラバース。 何せ車道を走るなんてここでは限りなく自殺行為に近いですから、大人しく歩道を行かせてもらうしか無いのです。 勿論歩行者優先なので充分留意した上でですが、実際問題ここを好き好んで歩く人は、殆ど誰もいないんですよね。

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