2000/12

 前回の沿線探訪から既に一年以上が経過してしまったが、京成電車の後半(ひょっとして中半?)をやろうと思う。

 この間は高砂から金町方向へそれてしまったので、今回はまじめに(何がまじめなんだか...)船橋方面を目指す事とする。

 とはいえ、途中から乗るのもナニかなぁって事で、やっぱりやって来たのは京成上野駅。西郷さんの足元からまずは各駅停車で、青砥へと向かう。





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小岩駅を発車する下り電車

- 高砂から国府台 -

 上野から普通電車の「千葉中央」行きに乗車し、青砥まで来た。地上3階の高架島式ホームで向こう側にやって来たのは次駅の高砂行き。乗り換える意味はないかと思ったが、高砂で成田方面に連絡するとの案内があったので一区間乗車。高砂から乗り継いだ電車も次の京成小岩で捨てて、ホームでしばし撮影を行なう。
 ここ小岩駅のあたりは、京成の都内区間では珍しく割合と直線の続く部分だ。遠くに高砂のホームを出外れた電車のヘッドライトがチラチラと見えている。次々とやって来る電車を何本か撮った後、再び車中の人となる。

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高架になった国府台駅

 江戸川の駅を出ると、文字通りすぐ目の前は江戸川の流れ。走る電車の車窓からワーレントラスの鉄骨の間を通し、対岸は千葉県の緑がグングンと迫って来る。
 この江戸川橋梁だが、ちょうど我々が高校に通っていた頃に旧橋からの架け替え工事が行なわれており、毎日登下校時にホームから覗いてその進捗状況を確認したものだ。

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江戸川の流れ

 国府台の駅で一旦下車。3年間通い詰めたこの駅に、寄って行かないわけにはいかない。江戸川橋梁の架け替えと共に高架駅になり昔日の面影は少ないが、改札を出て駅前の緩くカーブした商店街の中の道を行けば、何となく見覚えのある店構えもチラホラ。
 県道市川松戸線を横切って、江戸川の土手へ。今日はいまいちパッとしない天気だが、遠く右手には我が母校の建つ小高い丘が連なる。その奥の、川が左へと湾曲した先には北総線が渡っているはずだが、ここからはさすがに視界に入らない。

 鉄橋を渡って来る電車の音に振り返れば、昼間点灯となってリトラクタブルライトを上げたスカイライナーが、成田へと向かって疾走して行くところだった。
 歩道橋を渡ってホームへと戻る。朝夕は通学生で酷く混雑するが、昼間は殆ど人けのないこの駅。通っていた頃は上下別棟の、改札口に屋根を付けただけの様な小さな駅舎だったが、今は平凡な(桁下がやけに短いのだが)高架下駅だ。

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江戸川鉄橋

 国府台から再び電車に乗って、次は八幡へと向かう。

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国府台駅の対向ホーム

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