■川越電気鉄道(西武大宮線) (3)  

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荒川〜内野

このままでは進めないので一旦16号へと踵を返し、長〜い「新上江橋」で入間川と荒川を一気に越える。延々と二つの河と河川敷のゴルフ場まで越えて行くので、こちらの橋は1km以上はありそうだ。橋の途中から北の方角を見ると川のほとりに送電鉄塔が建っているが、目安では大体あのあたりを線路は走っていた事になる。

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15. 新上江橋
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16. 荒川を渡る



橋を渡りきったあたりでその線路跡は16号とクロスし、ライバルとなった川越線の方へとまっすぐに進んで行く。川越電鉄はほぼ全線が路面併用だったので、道路と一緒に川越線の築堤下を潜るが、そこから先、廃線探索としては全く面白くない区間となる。電車の走っていた面影などどこにも見当たらないし、車も多くてうんざりしてしまう。太陽もすでに大分高く昇って来たので、止まると暑くてしょうがない。駅のあったと思しき地点の写真だけとりつつ、自転車を飛ばして大宮へと急ぐ。

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17. 川越線をアンダークロス
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18. 西遊馬(指扇)駅付近



さすがに街道筋で、沿道にはこんな由緒ありそうな、思わずレイアウトに置きたくなる建物もいくつか見られるのが多少の救いだ。やがて新大宮バイパスに突き当たる頃には、行く手の家並みの上空に、陽炎に揺れるソニックシティの高層ビルが拝めるようになる。そのバイパスを渡ると、左手に広がるのは西武バス大宮営業所の車庫。川越電鉄は、その後変遷を経て西武鉄道の一員となり西武大宮線を名乗った時期もあるので、それと何らかの関係ある土地なのかも知れない。

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19. 新大宮バイパスのあたり
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20. 西武バス大宮営業所



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