これでとりあえず本日の計画は完遂したので、あとはお気楽なポタリングモードだ。 時刻もそろそろお昼の頃合い、どこか眺望の良い所で食べたいが、事前の調べでは少し東へ行った葛窪という地区に関東の富士見百景に選ばれた場所があるという。 それで、畑を越え街を抜け30分程走って行ってみたのだが、その場所は車道が中央道を渡る陸橋の上で、考えていたより騒音が多すぎてお弁当広げるにはちと不適。 今日は富士山も顔を出していなくて眺望も今ひとつなので、再び地図を見て思案と相成る。 おぉ!少し登れば八ヶ岳鉢巻道路が近いじゃないか。 ここはもうひと頑張りしていい空気の中でご飯にしようと、ペダルをエッチラ踏みしめて八ヶ岳の山麓を登り出す。
これがなかなかキツく、実に延々と続く果てしの無い登坂に思えた。 目の前の路面を睨みつつ、腰を落としたままジワリジワリと我慢で登って行く。 何とかハンガーノックにも見舞われず、鉢巻道路とのT字路に着いたのが12時半頃。 しかしこれであとは快適な高原ルートだと思ったのが大間違い、原村へと向かう鉢巻道路は先程までの直登と同じ位の勢いで上り坂が続くのだった。 鉢巻という名称にすっかり騙されたが、この道は等高線に添って水平に進んでいるわけではないのである。 ピークに行き着くとまた次の坂が彼方にそびえ立ち、そのたびにガッカリさせられる繰り返しなのだった。