Image影森

またしばらく国道を走り、秩父さくら湖,浦山ダムへと向かう道の分岐点にかかる歩道橋を横断し、影森の段丘へと登り着いてホッと一息。朝、パン一枚かじっただけで出て来たので少々お腹がすき、サドルに跨ったままカロリーメイトを頬張る。

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影森の駅は多くの貨物側線を抱える大規模な構内で、南側には昭和電工の工場が線路に面して建っている。真っ黒なヲキ100の長大編成が2本留置されているが、機関車の姿はどこにも見えない。

ここは見所がたくさんあるので、はりきっていきましょう。駅前を離れ、ちょっと戻った踏切から三峰口側を覗いてみると、写真のように線路が3本仲良く並んでいる。右端が秩父鉄道の本線、左は三輪鉱山へと登って行く専用線でこれは現役、中央は途中で切れているが、これが昭和59年に廃止された武甲線へと続いていたようだ。

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三輪鉱山専用線に沿ってずっと登って行くと、3線がそれぞれ分かれてゆくあたりに、古びた跨線橋がある。中央奥、跨線橋向こうの線路は取り払われているが、カーブの具合から線路跡である事はありあり。三輪線の方はずっと20‰前後の勾配で登っているが、逆に本線の方は浦山口へと下り気味、ここでの高低差は結構大きい。

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三輪鉱山へと向かって線路を詰めて行く。ここは、静かな谷間に待機する貨物列車を撮影出来る絶好のポイントだ。線路脇の道はそのまま事業所への入り口となるので、一般人はこの先で通行止め。入り口はゲートになっていて、「入構する方はロープを引いて下さい」とある。30秒間だけ遮断機が開く仕組みだが、ご用のない私はもちろん手前でUターンして帰って来た。ちなみに時間を調べて来なかったので、残念ながらこの日は一本の貨物列車にも会えず...。

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Map
国土地理院発行1/5万地形図
「秩父」(部分)昭和51年

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