Photo Tour Ahina
その後も安比奈線はサイクリングの途中等に何度か訪れていますが、記事にするのは久し振りです。 前回のレポートは 1998年なので実に13年を経ていますが、その間に西武鉄道主催の公式(?)ウォーキングツアーが開催されたりドラマのロケ地になる等して、だいぶ安比奈線を巡る周辺環境も変わって来たようです。 今回、安比奈駅手前の八瀬大橋付近まで自転車で巡ってみましたので、以下にて写真を中心にご紹介します。
2面2線の相対ホームで橋上駅舎は変わらず、違っている点と言えば、安比奈線の分岐部に新しい線路が一部だけ敷かれ、踏切状にレールが埋め込まれた位でしょうか。
新しい線路は踏切の部分だけでレールが切れていますね。 結構前から敷かれていますが、どういう意図なのかは良く分かりません。 向こうの架線柱が本来の安比奈線で、ここからは当時のレールがそのまま残っています。
住宅地の間を緩いカーブで抜けると国道16号線との交差になります。 交差部は以前はレールが埋め込まれていましたが、今はさすがに取り払われたようです。 架線もいつの間にか無くなってます。 道路を横断する人が多いのか、「渡るな危険」の大きな標識が掲げてありました。
この季節、まだ線路敷は全体に渡って草に覆われていて、ひなびた風情があります。 一方で線路内立入禁止の看板がそこかしこに立てられており、若干ものものしい雰囲気も。
16号を渡った先の工場裏手を行く線路。 このあたり架線柱はおろか、架線もいまだに取り払われていません。 目の前の架線柱にいたっては倒壊防止なのか、コンクリート柱で線路を塞ぐように後から補強されていますね。 撤去出来ない理由が何かあるんでしょうか。 休止線という事の証拠保全かな(^^;)
入間川街道との交差部は、今でも踏切当時の線路がそのまま埋め込まれています。 その向こうは例によって「勝手にお花畑」状態になっているようです。 色とりどりのコスモスが見事に咲き競い、おだやかな秋風に揺れていました。
何箇所かで小さな水路を渡りながら、線路はまっすぐに入間川へと向かって進んで来ます。 この写真は画面奥手が南大塚駅方向です。
このあたりは田園地帯ですが、沿線にはチラホラと新しい住宅も建ち始めていました。 川の方を遠望すると、彼方に木々の生い茂る森が見えて来ました。
森の中を抜けて行く有名な区間の入口に到着。 ここも線路敷内は立入禁止になっていますので、フェンスの間からズームで覗くしかありません。 まだ自由に通行出来た頃、親子連れのハイカーとここですれ違ったのも一昔前のお話になってしまいました。
森の前には道路があり、踏切跡が残っています。 ここは線路だけでなくガイドレールもそのまま埋められていますが、道路の方は後から幅を広げられたようですね。
森の区間を抜けた出口側です。 このあたりは少し築堤状になっています。 この写真は画面奥手が南大塚駅方向です。
こちらも有名なガーダー橋です。 何と! 人が安全に渡れるように上部に手摺が付いたんですね。 「足元注意」なんて立て札もありますが、そのわりに立入禁止の表示もあったりして、歩いていいんだかいけないんだか…。
八瀬大橋入口の車道で線路は分断されますが、そこから見下ろすと雑木林の間を安比奈駅へと向かって行くレールが見えました。 この先も覗いてみたかったのですが、何やらオフロードバイクが集団で轟音をたてて走り回っているのが聞こえたので恐れをなしてパス。 後で調べたら線路脇に練習コースが出来たのですね。