塗装剥離(4)

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IPA漬け開始から3週間ほど。一部に残る白とグレーの塗膜をブラシで擦るも、なかなか完璧にはおちない。塗料が充分に変質しておらず、まだネットリと弾性が残っている感じだ。そこで一計を案じ、歯ブラシの代わりにバルサ材の木片で擦るという手法を編み出した。細かい隅の方は無理だが、これで平面部に関してはほぼ綺麗にそぎ落とす事が出来た。

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だが作業の過程で油断したのか、ボディの弱い部分がパリっと割れてしまった。実際にパリっと音がしたかどうかは良く覚えていないが、そんな感触が手に伝わって来て「あっ!」と思ったが時すでに遅し。写真はボンドで修復後だが、塗装完了して組付けが終わるまでは注意して扱わねばならない。IPA漬けが長過ぎて素材を変質させてしまったのか?いや、元々弱い部分ではあるので、何か補強をした上で作業を行なうべきだったのは確かだ。何しろ連接車の模型では、妻板の無い部分が構造上の大きな弱点となる。

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