車体色検討

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odq10000.png塗装剥離の漬け込みを行なっている間に、最終的な車体色をどうするか考えよう。方向性としては当社の基本色を踏まえつつ、特急らしい華やかな色合いにしたい。一方でボディには、さしたる改造も施さないので、塗色だけで小田急っぽいイメージから脱却しないといけないという課題もある。長電のように、ほぼ元の塗り分けを活かすという手もあるが、ここは少々冒険もしてみたいのである。


odq10000_1.pngたとえはボディ地色は暗めのグレーとし、当社1700形の赤(赤2号)を帯色に巻いてアクセントとするのはどうだろう?これは欧州の特急列車などで割と見かける色の組み合わせであるが、国内ではコラボカラーを除いてはあまり採用されてはいないようだ。いや、気がつくと実は、SEに始まるかっての小田急ロマンスカーの伝統色がこれに近い(グレーはもっと明るいが)かも知れない。やはり赤系統では小田急イメージを払拭できないし、考えたら名鉄の元祖パノラマカーも赤系であるスカーレットだったっけ。


odq10000_2.pngであれば当社の基本色は諦め、ガラッと変えて寒色系ではどうか?海を目指す特急列車という事で、有りがちではあるが、ブルーと白の組み合わせ。最近の例では近鉄の「しまかぜ」が近いが(但しあちらは空の青)、私の連想するのはむしろSNCF(仏国鉄)のTGV(Duplex等)が使っているような青である。これに、白い砂を想起させるホワイトを組み合わせるという案。そう言えばかつて、内房・外房線に「青い海」「白い砂」という快速列車があったっけ、などと昔のことを思い出す。