草津と軽井沢を結んでいた草軽電鉄。廃止後すでに30年以上たっているとはいえ、あちこちに当時の面影を良く残しています。
1996年11月、FCYCLO の鉄&鉄予備軍総勢17名がこの草軽電鉄跡を自転車で走破しました。これはその、感動!?の記録です。
前日OFF
そぼ降る小雨の中、ハザードを点滅させた車は高速道路脇のビルの谷間に駐車 していた。しばらく待つと のぶさん が少しぬれながらやってきた。今日は朝から 雨である。Kintaro さん の運転で、関越・上信越道経由 でまずは順調に軽井沢入り。とりあえず今日のお約束(1)、中軽井沢の公民館に 展示してある草軽の機関車を見に行く。
庭に入ってゆくと、ありますあります、小さな機関車が。ボンネットの中が隙 間から見えるんだけど、すごい単純に出来ている。ホントにこんなもんでよくぞ 40/1000の勾配を上って行ったもんだと感心。ひとしきり写真に納めて、 今日の集合場所へと向かう。
中軽井沢からR146を登り、峰の茶屋を経て北軽井沢へ。スーパーの駐車場 に目印の自転車付き車を停めしばし待つ。 しばし待つ。 しばし待つ。 しば し... お〜い、誰もこないぞぉ。(~~;) 結局40分程待ってやっと全員 が揃った。3連休初日ゆえ、だいぶ渋滞に巻き込まれたようだ。
多数決をとるまでもなく今日は車で行動する事にして、とりあえず のぶさん の別荘へお邪魔し、各自調達のお昼を食べる。なかなかいい別荘である。夏に こんな所で一人ぼぉーっとしたいな、と思ってしまう。
食後にまずは北軽井沢駅、国境平と廃鉄してまわる。北軽井沢駅舎は喫茶店と してそのまま使われているが、ここんとこ何年も営業してない様だ。中には草軽 の写真などが飾ってあるらしいが、カーテンは固く閉ざされている。国境平では 第二回に備えて(というつもりはこの時は無かったが)軽井沢林道入口付近をチェ ックしておいた。薮の中に、しっかりと線路跡を発見。
鉄で満足したので、万座鹿沢口駅近くの山田屋温泉旅館へ行く。タシケントの亀さん は、 このあたりの温泉にいじょ〜に詳しい。¥500を払い、館内へ。風呂は内風呂 と露天風呂もある。どちらも吾妻線がすぐ下を通っており、湯船から架線が見え る鉄向きの風呂である。露天風呂に浸かっていると列車の音がして、乗り出して 見おろすと新特急「草津」が通過して行った。玄関ではしっかりと草軽の写真を 発見。
鹿沢口駅近くのスーパーで買い出しして、夜は のぶさんち でチゲ鍋となっ
た。やすよさん と 藤井さん は上毛カルタネタで思わず盛り上がってしまっ
た。あぁジモティの悲しきさがを見た。