訪問:2025/11

18. 第六天清照寺裏の谷戸

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名無しの谷戸が続くがそのままでは説明しづらいので、便宜上、第六天清照寺裏の谷戸と名付けた場所へ向かう。 そちらへは、一旦平地に出て東隣りの谷へ入って行く形のルートとなる。 その入口には写真のような標識があり、これが目印となる。


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小さな畑地の真ん中を進み、住宅地裏を右へクランク状に折れると、目の前に谷戸状の地形が広がる。 その幅はあまり広くないが、細長く奥まで長く続いているようだ。 道路脇が芝生になっていて、南に向けて開けた谷戸はポカポカと気持ち良さげである。

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少し進むと、案内板が立っていた。 そこには「上山口堀口天満天神社周辺里山保全地域(長い…笑)と書いてあり、それがこの谷戸を含む一帯の行政上の正式名称のようであった。


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さらに緩く坂道を登って谷戸の最奥部へと進む。 細長い区画ではあるが、何かの耕作が行なわれているようではあった。 穏やかな陽光に照らされ、里に近い少し起伏のある土地が癒しの風景となっている。

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そこから奥手は谷が狭まり、林道状の道が山稜へ向かって続いていた。 その途中には所沢市が立てた支援事業の説明板があったが、そこに書いてある「上山口チカタ」というワードが気になった。 調べてみるとこれは、この周辺の字名で、かつて「チカタ明神」があった事に由来するようだ。


第六天清照寺裏の谷戸 の一言感想

里に面した南斜面の暖かい谷戸

これで今回の探索地は一通り消化したが、ちょうどお昼になったので、ここの林道脇にあったテーブルでコンビニ飯とした。 季節は紅葉が見頃を迎えつつあった頃で、その明るい色彩を見せる森の樹々に囲まれて一人食す塩結びの味はまた格別であった。


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以上で第2シリーズも終了となるが、多摩湖狭山湖周辺を探せば、まだまだ多くの谷戸地形が見つかりそうである。 また数が纏まったら、次の機会にシーズン3としてそれらを巡ってみたいと考えている。


おわり
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