12. 糀谷八幡湿地


次の訪問地の糀谷八幡湿地も、現在地から直接向かうルートが無いので一旦北側の車道へと迂回する。 谷戸は基本的に山裾の入口あたりに位置するので、アプローチする道はほぼ平坦だから苦にはならない。
再び丘陵へと正対して進み、右手に糀谷八幡宮の鳥居が見えて来れば糀谷八幡湿地に到着となる。 自転車ならのんびり走っても10分とかからない程度の距離だ。
糀谷八幡湿地も、舗装はされていないが駐車場が完備されており、この日は既に 5~6台が駐車をしていた。 その奥に自転車を停め、しばし徒歩で散策を行なう。 先ほどの大谷戸湿地と違ってこちらは全体が現役の耕作地となっていて、本来の谷戸の姿を残していると言える状態なのが嬉しい。
田んぼの脇には西久保湿地と同様の稲架掛けが既に出来上がっており、秋の日を浴びて黄金色の輝きを見せていた。 これぞザ里山、といった風景に感動をおぼえる。
ところでここには気になる物がいくつか。 まずはこれ、トトロ?かと思ったが、トトロならぬトコロくんだそうだ(所沢だからね笑)。 なんでも、糀谷八幡宮の有志の方々が毎年作ってくれているらしい。
そしてもう一つがこちら、「バイクベンチ」である。 説明板によると、所沢市三ケ島地区では座れるアート作品「アートベンチ」を制作しており、これもその一つ。
「三ケ島」の地名でピンと来る自転車乗りの方も多いかもしれない。 そう、このベンチには地元企業 三ヶ島製作所 から提供されたペダルが使われているのだ。 休憩がてら私も座って漕いでみたが、ちょっと不思議で面白い感覚であった。
さて、今回の探索はこれにて一旦終了、ということで帰るとしますか。 駐車場脇のベンチでは、田んぼの整備を終えたボランティアの人達?が、何やら楽しげにお喋りをしていた。
糀谷八幡湿地 の一言感想
次回訪問は大好きな場所、比良の丘を予定しております。