map

里山風景好きな私だが、中でも谷戸(やと)と呼ばれる谷状の地形には大いにそそられるものがある。 最近地図を見ていて気付いたのは、狭山丘陵の南側、都立の野山北・六道山公園あたりにもまだ多くの谷戸が残っているという事だ。 この近隣では、すでに住宅地が押し寄せてこういった自然は当の昔に消滅してしまったと思っていたが、全くもって灯台下暗しであった。 谷戸は地域によっては谷津(やつ)と呼称されたりもするようだが、東京の西郊においては「入(いり)」と呼ばれる場所も多い。 代表格としては五日市の「横沢入」があるが、このエリアでも「宮野入」「神明入」「三本木入」「エケ入」「滝ノ入」などの名称が見えるのだ。 これはちょっと宝物を見つけてしまったような気分で、一気に周ってしまうのも良いが、ここはじっくりと何度かに分けて訪れてみたいと思う。

photo