~ アボカドとアンチョビのパスタ ~
自転車で走ってても、たまには麺類のランチをいただきたいと思う。 でもせっかくお天気の良い日に外へ出て来たのだからそこらの店には入りたくないし、かと言ってインスタントやカップ麺の類では少々情けない。 そういう時にはオサレな(笑)パスタの出番だろう。 たまたま前日の会社帰りに立ち寄ったスーパーでアボカドが安かったので、これをソースに使おうと決めた。 味付けには塩味の強いアンチョビが最適と、缶詰めも買って帰って来た。
- パスタ・・・1人前
- アボカド・・・1個
- アンチョビ・・・1缶(だと少し多い)
- オリーブオイル・・・適量
- 塩、コショウ・・・適量
- バジル・・・適量
1.パスタ
まずはパスタを茹でるべくお湯を沸かす。 その間にソースの準備をしようという算段である。 今日の調理場は霞川の雛壇テラス、冒険した時を始め、過去のランチでも何度かお邪魔しているFavoriteな場所だ。
と、どこかのおじさんがバケツを持ってやって来て、川に何かを投げている。 帰り際に「いゃー、お食事ですか。いいねぇ。」と声をかけられた。 近所の方だそうで、川の鯉に餌やりをしていたとの事。 ゴミか何か捨てたのではないかと疑っていたが、とんでもない思い違いであった。 ここのテラスの草刈りや、桜の苗木を植えたのも彼だそうだ。良く見たら後光がさしていた。 ありがたや。
2.アボカド
あっちにフキノトウが生えてるから採って食べればいいと、雛壇の神は教えてくれた。 来シーズン、天ぷらでもする時に使わせてもらおう。
それはいいんだが、話し込んでるうちにも沸くと思っていた湯がなかなか沸騰しないのはどうしたわけか。 カートリッジを持ち上げてみるとどうやらガスが終わりかけてるようで火力が弱い。 手でボンベを温めたり振ったりして何とかダマしつつ、半分に折ったパスタを投入した。 アボカドの方はナイフを入れて種を抜き出し、実を小さく切っておく。
3.アンチョビ
何とか茹で上がった麺を湯切りして皿に盛る。 ソースの方は、先程のアボカドにアンチョビを小さくちぎったのを加え、オリーブオイルを少し垂らして火にかけ軽く炒める。 あとはお好みで塩コショウの味付け、でもアンチョビだけでかなり塩気があるので私はそれ以上何も入れなかった。
いつ火が消えるかとハラハラしつつソースの加熱が終了したら、続けて食後の珈琲用にお湯をかけておいた。 ジャストでガスを使いきったので絶妙の残り具合ではあったが、やはり出かける前に点検は必要だな。
4.出来上がり
茹でておいたパスタにソースをからめ、最後に粉のバジルを少しふったら出来上がり。 もちろん生バジルがあればもっといい。 アボカドのまったり感にアンチョビ独特の発酵味と塩気がピリッと効いてなかなか美味しい。
今日の献立、おじさんには「スパゲティを作るんですよ」と通じるように説明した。 スパゲティがパスタへとその呼び方を変えたのは、世間的にいつの頃からだったろうか。 まあパスタの種類の一つがスパゲティだそうだから、それはそれでいいのであるが。