ビックリするほど素早く、簡単に調理出来る野外向きの鍋料理です。色々な種類の冬野菜と、ごぼう入りのつくねがいい味を出して食欲をそそります。美味しく食べるコツは、とにかくアツアツをハーフー言いながら平らげる事、これに尽きます。
野菜セットはおもむろにラップを外し、同梱されているスープは使わないので保管しておく。もちろん野菜は個別に買っても良いが、一人の時は量が多すぎてしまうのでいつもセットにしている。切らないで済むのも魅力。
ボトルの水をドボドボと入れ、コンロにかけて煮炊きを始める。出来れば土鍋を使いたいところだが、運搬の重さを考えれば自ずから解は見えてくる。
つくねを入れる。ほんとうは肉類は先に入れておいた方が良いだろう。パックには「ネッカチキン(ごぼう入りつくね)」と書いてある。
あ!!ややややや、何だこれは。 アルミの鍋から中の水がしたたり落ちている。どうも小さな穴が開いているようで、このままでは、水炊きでなく野菜炒めになってしまうのは目に見えている。
コッヘルに入れ替えて再び煮る。コンロの上の誇らしげな君、脇で見つめる主役の座を降ろされた僕。
しかし悲観する事はない。何者も、使いようによっては役に立つのだ。大きな取り皿と化したアルミ鍋くんに、ぽんずとゆず胡椒を入れて、煮あがるのを待つ。
しばらく暖めると、やがてグツグツといい具合の音がして来る。あ〜、シラタキと豆腐も買ってくりゃ良かったなぁ。。。
お〜出来た出来た。さぁ食べよう。。。あっあつあつ。はぁー、これだからたまんない。
ふぅーふぅーしながら湯気を上げつつ食べていたら、渓谷を行くカヌーイストが、チラとこちらを見ながら下っていった。