下りだすと今度は塩山方向の景色が良く見える地点がある。
先ほどまでは遠くの盆地を見渡すという感じだったが、ここからの見え方は、まさに盆地の縁にある山上から真下の里風景を見下ろすという形。
山々の間から流れ出た河川が土砂を堆積させた斜面に、畑や街が形成されているのが良くわかる。
盆地の向こう岸、牧丘から乙女高原へと続く大斜面で、さっきから金色の光が陽炎のようにチラチラしている。
きっと、下ってくる車のヘッドライトか何かなのだろう。
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しかしこっち側の下り道は日陰ばっかりで寒いな。
斜面がだいたい北向きだから無理もないが、こちらから登るのだったら夏は直射日光に邪魔されないから良いかも知れない。
これじゃ昼食をとるような日溜りは期待出来ないなと考えつつさらに下ると、カーブの所に門があってそこが大滝不動尊の入り口だった。
ここも日差しの届かない大きな山陰の中で、背後には大きな滝がある筈だが、寒いので見学はパスしてそのまま下ってしまった。
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