ようやく樹林帯を抜けると人家が見えて来て、目の前にはブドウ畑の広い斜面が開ける。
心なしか、山の張り詰めた空気から人里の柔らかい空気に変わったのが感じられ、日差しも暖かくて何となくホっとする。
コンクリートで固められたでこぼこの坂道を顎をガクガク言わせながらひと下りすると、カーブの途中にちょっとした広場状の所があったので、そこでやっとお昼にした。
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今日のメニューは、この季節お気に入りのレトルト中華丼。
ご飯も同じくパックめしだが、そのままではコッヘルに収まらないので四辺を鋏で丸くカットして持参している。
収穫の終わったぶどう棚を眺めながら、暖かいランチを美味しく頂く。
これでワインでもあれば上等だが、向こうに見えてるぶどうの丘まで行かないとだめかな?
仕方なく食後はドリップのコーヒーでくつろぎ、しばし林道の余韻に浸った後、勝沼の駅へと向かった。
- End -
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