早朝6時前、目覚まし代わりにセットしたFMラジオが枕元で鳴り出す。 まだ充分夜の明けきらない外は、晴れているのか曇りなのか良くわからないが、とりあえず雨は降っていないようだ。 久々に遠出をする朝は期待でわくわくする一方、ひょっとして雨降っててくれないかなぁ、という逆の思いも少しだけある。 特に、普段と違って少々気合を入れて走らないといけない時は、このまま中止して布団の中でヌクヌクしてたいなぁという気持ちも。 今日はどちらかというとその健脚パターンだが、もちろんそれは私にとってであり、世間一般で言えばライトツーリングの領域に属するお手軽コースなのかも知れない。

普段は平地好きな私だが、年に何回かはちょっとした坂を登らないと気が済まない。 いや済まないと言うよりは自分の足腰に来る衰えを気にするお年頃になって来て、「フム...まだまだ大丈夫だ」とか、あるいは「いゃー、こりゃもうダメかな？」等と一喜一憂するのがお約束となって来ている。 それに近頃は出っぱって来つつあるお腹に渇を入れに走るという目的も相まって、何だか自転車という物は自分の中で、健康ワイドショーのお奨めアイテム的な位置付けへと進化をとげつつあるのだ。 さてと。。。　夕べせっかくパッキングしたリュックも目の前に転がってる事だし、そろそろ起きるとするか。

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