Posted by 小原輝昭 on November 26, 1997 at 22:11:47:
11月29日のJRダイヤ改正。いくつかのトピックスの中で、一番注目したいのは、「大糸線の復活」ではないでしょうか。鉄道ファン皆が、大糸線の復活を待ちわびていたと思う。
2年半前の悲劇的な土砂災害。それ以降、ずっと運休が続いていた。少し復旧作業が進むと、また壊される。その連続。一時は存続そのものが危ぶまれたが、代替交通機関が極めて貧弱なこと、長野オリンピックの開催、等で一命をとりとめた。
私が最後にこの地域を訪れたのは昨年の夏でしたが、あの時の惨状を見た者にとって、こんなに早く営業が再開できるまでになったことは、驚きとともに、感激ひとしおです。
大糸線は、フォッサマグナ・ラインの真上を走るため、どうしても災害を受けやすい。でも裏を返せば、大糸線は、それだけ切り立った姫川渓谷を走っていくわけで、なかなか印象的な車窓風景だと思います。だからこそ、皆で大糸線に乗りましょう。もし再び、大糸線が不幸にも大規模な災害を受けてしまった時に、存続問題が話題にのぼらないよう、乗降客を増やしましょう。
私も来年の春には、大糸線に乗って、糸魚川へ行こうと思います。そして、もう一度、同じ宿に泊まり、大糸線復活を祝いたいと思います。(本当は、もっとはやく行きたいが、スケジュールがあわない…)