■人呼んで妻沼線

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3.妻沼〜西小泉(その2)

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 24. 怪しい土手が続く


 モノリスの脇から登って行き、いずみ総合公園の横手へ出る。そこから西小泉に向かってもまた、細長く怪しい土手が続いている。実は、東武小泉線の西小泉からこの先のあたりまで、以前は貨物線が引かれていて、新小泉、仙石河岸の 2貨物駅が設けられていたらしい。

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 25. ミニモノリスか!? 26. 背後の築堤上から


 しばらく行くと道路に突き当たるが、その先もまだ総合公園である。道路を渡ると、そこには何やら記念碑が... いーや違うぞこれは。どうも橋脚らしい。その後ろには橋台と築堤も控えている。
 しかし、鉄道橋の橋脚としてはちょっと貧弱な気もする。公園の道路橋をかけるのだろうか。それにしても、鉄筋の錆び具合からすると、工事が中断してかなり経っている様子だ。

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 27. 落ち葉のカーブ  28. 工場の脇を行く


 総合公園内には自転車道が通っており、ここが軌道跡をトレースしている様だ。落ち葉を踏みしめながら行く道は快適で、周りに並木があるので風も適度に遮られる。
 公園を抜けた先もずっと自転車道が続く。三洋電機の工場の脇をすり抜け、まっすぐと西小泉の駅へと向かって行く。

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 29. 西小泉駅 30. ホームを覗く


 突然に自転車道が切れ、信号を渡ると小広い西小泉の駅前広場へと飛び出す。駅前は閑散としており、外人がたむろしている事もあって、どこか中南米のローカル駅の様に感じた。(と言っても行った事があるわけデワないんだが ^^;)
 ホームにまわって見ると、そこには 5153 以下の 4連がパンを下げて昼寝中。広いホーム上には人影もなく、静かな休日の昼下がりにただ強い風が吹きぬけていた。

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 31. 駅構内を望む


 小泉寄りの跨線橋から駅構内を俯瞰すると、右手の空地の中には、草に埋もれた線路が一本横たわっていた。これが、貨物線のなごりなのだろうか。その脇には、崩れかかったホームが枯葉に埋もれて見えていた。

 というわけで、ここまでで熊谷線跡探訪の旅はめでたく全通を果たした。この日はこの後、いずみ総合公園まで戻って芝生の上で遅いお昼を食べ、今度は追い風に助けられて、行きの半分程の時間で熊谷駅まで走り切った。往復約 30km の走行であったが、行きは倍くらいエネルギーを消費したと思う。(^^;)

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