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善光寺白馬電鉄 (1) | Map |
輪行袋を担いで階段を登ると、オリンピックで新装なった長野駅のコンコースに出た。改札を通り抜けて、駅前広場へ降りて行こうとすると誰かが呼び止める。あら、くわっち&ナワ〜ルドさん達はここにいたのね。まさか、屋根のある駅のコンコース内まで自転車で来ているとは思わなかったので、一瞬ギョっとしてしまった。良く見ると、怪しい自転車達が壁に立てかけてある。
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まもなく、荷物を預けに行っていた Hisさん も戻って来て、全員揃ったところでいざ出発。ちなみに Hisさん は前日に軽井沢、小諸、上田と廃線行脚をしながら長野入りするという熱気のこもった走り(^^;)をしている。
まずはお約束の善光寺白馬電鉄(株)を訪ねる。実はこの会社、運送業を中心にまだ存続しているのだ。立派な看板(Photo-1)に導かれてビルの合間を線路の方へ向かって行くと、そこには、実に怪しい空間(Photo-2)が広がっていた。
□ Photo-2 |
□ Photo-4 |
次に、裾花川の方へと進むが、R117 が信越本線を越える陸橋下にはしっかりと善白の痕跡(Photo-3)が残っていた。その先廃線跡は、北へ向かって90度以上急カーブをし、R19 と交わる。現在は細い路地となっているが、その手前の水路を越える部分には橋台らしきもの(Photo-4)も確認出来た。
□ Photo-3 |
□ Photo-5 |
建て込んでしまった住宅地の中を、あっちへウロウロこっちへウロウロしつつ、怪しい集団は北上を続ける。ここらはどこが跡なのか、今一つはっきりとしない。やがて車道と交わると、件の有名な光景が目の前に現れた。山王小学校前に今も残る、山王停留所の遺構(Photo-5)だ。残念ながら橋台は撤去されて近年真新しいコンクリートで埋められたが、その周りの古びた石垣と、ホームへと登っていた階段が今に残る。
□ Photo-7 |
さらに進むが、山王停留所跡の裏手にある警察施設の敷地内にも、土盛りをささえていたと思われる石垣(Photo-6)が残っていた。また、廃線跡の道が途中何ヶ所かで渡る小川の部分は、例外なく道幅が極端に狭くなっており(Photo-7)、下を覗くと、軌道の桁を利用してその上に鉄板を敷き、無理矢理道路を通した様に見えた。
□ Photo-6 |