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そんな所沢も御多分に洩れず、街並みの世代交代が顕著になって来ています。それを象徴するようなこの光景は、市内に林立する高層マンション群。左は「所沢スカイライズタワー」、中央奥が「コンセールタワー」です。

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高層マンション


そのコンセールタワー下の広場にてパチリ。低層階はショッピングゾーンみたいですが、屋根瓦を乗せたりして、一応景観に配慮した造りにはなってますね。奥にはさらにもう一棟の高層、「フォーラスタワー所沢」が見えます。

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コンセールタワー前

で、何と例の物件はこれらと通りを隔てたすぐ向かい側にあるのですが、行ってみると写真の通り今日は門が閉ざされています。お店の正面には貼り紙があり、お盆でお休みという事でした。う〜ん残念だが、このように足先だけチラチラ見えるのもなかなか魅惑的ではあります。

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お店の軌道

他にも市内にはまだまだ歴史を感じさせる物が残っていまして、この軌道のあるお店(文具店のようですが)の母屋の方も、このように立派な蔵造り。こんな蔵造りが新しい建物に混じってさりげなく表通りに並んでいるあたりが、実に今の所沢を象徴しているとも言えるのではないかな。

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蔵造り

こちら柏屋さんもそんな蔵造りの一つなんですが、残念ながらこのあたりの建物は高層マンション建設の為取り壊しになるそうです。ただ、幸いなことにこの建物は新座市に移築復元されるとの事で、廃棄解体は免れたようですが。あ、そうそう、柏屋さんにも昔トロッコがあったそうで、撤去の跡地からレールが顔を覗かせる!?...なーんて事もあるのかも。

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蔵造り(撮影:福士さん)

最後に、街を出外れようとする交差点で団子を焼くいい匂いに鼻をくすぐられ、自転車を漕ぐ足が止まります。誘われて思わず「おじさん!二本ちょうだい。」と購入。その包み紙には「どうかん焼だんご」とあり、何やら由来のある説明書きが。。。焼だんごは所沢名物だったんですね。ここには明治期より「焼きだんご組合」なる組織が存在し、だんごを作るにあたっての申し合わせ事項まであるそうです。いわく、

  1. 竹串は青竹を使用し五寸五分、下から一寸の所に節があり、青竹のついた一分角であること。
  2. 一串四個のだんご、そのうち上と下のだんごは直径一寸のまん丸、中の二個は直径八分のまん丸。
  3. 醤油は所沢産のヤマホに限る。
     : (以下都合8項まで)

ウ〜ン、なかなか深い。あなどれないぞ、所沢焼きだんご。

帰り道、途中のコンビニで仕入れたおにぎりと共に狭山湖堤の休憩場に持ち込み、この日のお昼ご飯として美味しくいただきました。

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焼だんごランチ


Map
  1. 西武車両工場跡
  2. 所沢飛行場駅跡
  3. 所沢飛行場前駅跡
  4. 蔵造り
  5. 軌道
  6. 焼だんご購入

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