立川周辺の軍用軌道跡   その後の様子 1998/01 

陸軍航空工廠線(中神)

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この側線のその後の様子は、以下のページで詳細に紹介されています。
  1. 滝沢さんのページ
  2. 亀山さんのページ

 国立へ行く途中で、年末に話題になった中神の側線を再訪して来ました。民家の間に残っていた鉄道柵は健在でしたが、団地入口から延びていたレールは引き剥がされてしまいました。ここは道路化される様です。

 唯一このあたりでは、道路との境目部分にかろうじて短いレールが残っていました。これも多分そのうち撤去されてしまうんでしょうねぇ...

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獣医資材廠線(立川)

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 もう一つ、立川の引込線の方です。団地前の築堤部分は相変わらずでしたが、周囲は公園の造成工事等もすっかり終わり、ここだけポッカリと時間に取り残された様な空間が広がっていました。

 雪の中にぽつんと警報標識の残骸が立っており、印象的です。ザクザクと残雪を踏んで踏切の上に立つと、線路の延長線上には真っ白な富士山を遠く見通す事が出来ました。

 この場所はこれからどうなってしまうのでしょうか。こういう無意味な空間(子供らにとってはきっとそんな事はないと思う)を残しておいてこそ、ゆとりある都市空間創りと言えるのではと思うんですが...。


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