家は二階の窓が開いているのか、風に乗って高校野球の中継がかすかに聞こえて来ます。あそこの二階の窓からだったら、きっと駅に出入りする列車が面白く俯瞰出来そうだな... なんて考えながら風景を想像してしまいました。さて、今日はそれほど蒸し暑くはないけれど、さすがに夏の陽射しの下に長時間いるのはつらくなって来たので、さっきの緑道まで戻って少しベンチで涼むとしましょうか。。。
予想外に快適な木陰で、少々居眠りをしてしまった。葉っぱの間から見上げる空に、いつの間にか夕方の気配がそこはかとなく漂っています。起き上がり、道路へ出て、工場のタンク前を歩いて行く。ふと見ると、警報機も何も無いのでわかりませんでしたが、ここにも鈍い色のレールが 2本、道路を横切っているのに気づきます。こちら側には銀色のゲートがあり、その足元へ線路は吸い込まれて、先ほどの草地の方へとカーブしつつ延びているのです。
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