青梅駅舎(旧青梅鉄道本社ビル)
2000/11

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レトロな
縦長の窓
青梅駅舎外観 3階講堂
映写会々場
光射す
階段踊り場
地下街入口
の手すりが見える
ボンネットバス
も展示
クラシックカー
と青梅線
昭和レトロ
商品博物館

 青梅宿アートFes2000 が開かれた 11/25,26 の両日、青梅駅舎内3Fの講堂でステーションシネマと題し、「大いなる旅路」ほか鉄道関係の映画上映会が催されました。

 この青梅駅舎ですが、ご存知の通り旧青梅鉄道本社ビルとして建てられたもので完成は大正13年。当時としては珍しい鉄筋コンクリート造りの 3階建て、地下街まで備えていたという意欲的なものです。その頃はまだ近辺にこの様な建物は珍しかったでしょうから、かなり目立っていたんではないかな。立川駅でさえ木造の時代であった事を思えば、これを建設した人達の青梅鉄道にかける期待というものを感じますね。

 残念ながら地下街は現在閉鎖されており、駅の事務室等として使われている様ですが、当時は青梅傘や陶芸品などを商う地元物産店や、食堂もあったらしいです。またその後 1995年まではこの地下室に、国鉄に買収された後の青梅電鉄の本社が、財産管理会社として細々と存続していたという事です。

 また御嶽〜氷川(現:奥多摩)間を建設しながら、開通時に青梅電鉄と共に国有化された幻の奥多摩電鉄の発足式もこの駅舎内で行なわれたという事ですので、おそらく今回映写会のあった講堂あたりが使われたのかも知れません。

 ちなみにこの奥多摩電鉄、現在も奥多摩工業としてその歴史を重ねていますね。そう、つい最近まで走っていた青梅線石灰石列車の、石灰を採掘している会社です。一方の青梅電鉄の方は、バス部門が奥多摩振興→西東京バス,多摩バスとして、代々その血筋を受け継いでいます。

※この青梅駅舎については、k-wakaさん のページ でも紹介されています。











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