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そろそろ終点も近い。「きどうみち」も尽きて、民家の間を縫う道は急激に左へカーブを始める(Photo-10)。ほぼ90度のカーブが終わった地点で海へ向かう県道を横切るが、ここには現在歩道橋がかかっている。
歩道橋の上から、上総片貝駅のあった方向を眺めてみた(Photo-11)。駅の入り口あたりの敷地は民家に覆われてしまっているが、構内へ向けて徐々に扇形に広がって行く地形が見て取れた。
裏手へまわってみると、駅跡自体は今も九十九里鉄道の車庫になっており、ここにはバスがたむろしていた(Photo-12)。脇には古びた民家があり、私にはどうも駅舎に見えてしかたがなかったが、おそらくキドーと共に時代を経てきた建物である事に間違いはないだろう。
今では殺風景な広場だが、きっと小さなガソリンカーに詰め込まれて来た海水浴客たちは、ヤレヤレという表情でこの駅前を、海へ向かって歩いて行ったに違いない。
というわけで、日頃の行いのために(^^;)雨にたたられた廃線紀行でしたが、この後はスカッと晴れまして、九十九里をドライブがてら一路銚子へと向かったのでありました。
参考: