JRとの貨物受け渡し場所となっている蘇我駅を出ると線路はしばらく内房線に沿って南下し、途中で右へカーブして国道16号線下を潜り、海側へ出て千葉貨物駅に達する。
ここまではJRの高速貨物列車から引き継いだ貨車も入って来る為、比較的列車密度は高い。
千葉貨物駅を出るとすぐに村田川を渡り、しばらく工場の裏手を走ってから国道に合流し、少し進むと市原分岐、ここから支線が分岐して京葉市原へ達している。
この支線に現在定期列車は無いようだが、沿線には大型変圧器を生産する工場があり、時々大物貨物車「シキ」が出入りする事があるらしい。
次の浜五井でも支線を分けるが、ここは石油系のプラントが多く、側線上にはタンク車の列が数多く見られる。
養老川を渡った玉前ではコンテナ扱いを行ない、その先の甲子は化学薬品を中心とした貨物。
このあたりから地下にはガスのパイプラインが並走するようになり、線路の両サイドはその敷地の芝生が細長く続いている。
交換駅の前川からも分岐線があったようだが、現在は廃止されている。
しばらく離れていた内房線に再び近づくと椎津、その先で運河を渡ると北袖への分岐、石油列車がジャパンエナジーへと向かう。
さらに直進した本線自体も海へ向かって90度のカーブを切り、その先が終点の京葉久保田、コンテナを扱う終端駅となる。
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