会社概要1962年11月に設立された京葉臨海鉄道は、第三セクターによる貨物専用鉄道、いわゆる臨海鉄道の記念すべき事業化第一号である。 蘇我〜浜五井間および市原埠頭支線の開業が翌 1963年、以降順次路線を延ばして京葉久保田まで達し、現在の姿になったのは 1973年だ。 支線を含め実に路線総延長28.3kmは、旅客営業路線の長い鹿島臨海鉄道を除けば臨海鉄道で国内最長を誇る。 輸送量も2003年時点で年間200万トンを超え、これは京浜地区の神奈川臨海鉄道と共に国内トップクラスを形成している。 発送ベースで見ると貨物の内容は重油、灯油などの石油類が約8割、残り2割がコンテナである。 また中心となる千葉貨物駅はかつて「村田」と称していたが、JR京葉線の千葉貨物ターミナル廃止に伴いその機能を引き継ぎ、臨海線内のみならず、県内各地へ配送されるコンテナ貨物をも一手に引き受けている。
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