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京成上野駅 |
不忍池のほとりを歩き、京成上野駅の方へ。ご存じの方は少ないかも知れないが、不忍池側にも駅の出入口が 2ヶ所程ある。こじんまりとしていて、殆ど公衆トイレの出入口かと見まがう程度のもの
その裏口をパスして正面玄関にまわる。やはり今日はこちら側から正々堂々(何がだ?)と入りたい気分なのだ。
エスカレータを下り、B0.5Fという感じの位置にある地下広場へ。ズラっと並んだ券売機はさすがターミナル駅で、どれも英語の案内表示が付いている。広場にもスーツケースを引いた外国人がチラホラと見え、ライナー派の私としては多少安心させられる。
ライナー改札! |
行き先を決めてないので、とりあえず初乗り運賃切符で自動改札へ。お!何だこりゃ、と目を奪われたのが写真の有人改札。女の子が見たら「かわいい〜」と言うかも知れないが、ここに入る駅員さんはちょっと恥ずかしいかも知れない。
せっかくのいいアイディアなのだが、ゲームセンター等にあるコイン式の乗り物を連想してしまった私は不謹慎だろうか...。この中に立って記念写真を撮りたいという鉄ちゃんはいるかも知れないが。
出て行く電車 |
いちおうトイレもチェックした後(実はもよおしただけ)、ホームへと下りて行く。島式ホームが 2面でどちらに下りるか迷ったが、ともかく「普通」に乗る事にして 3,4番ホームへ。
電車は入っているが、しばらくホームのベンチにたたずむ。ちょうど京急600形が停車中だったが、京成にもあんなクロスシートの一般車が欲しいなと思った。
電車が次々と出て行き、こちらのホームはガランとなった。向かいのホームではスカイライナーが、軽いコンプレッサーの響きと共に発車を待っている。
車庫にいるみたい |
しばらくして、折り返し特急成田空港行きが入線。続いて、普通電車がやって来る。特急だと日暮里を出て青砥まで無停車なので、ここはどこでも下りられる様、普通に乗車。
車両は懐かしい 3500形のオリジナル車だ。発車の順番待ちでしばらく時間があるが、見通しの良い車内はドアの閉まる直前までご覧の通り。発車間際に駆け込んできた何人かを乗せ、やっとホームから動き出す。
暗いトンネルへ突っ込み、しばらく身をくねらせた後、博物館動物園駅を通過。薄暗い照明の下で、黄色いタイルがほのかに光を反射しているのが見えた。出口直前の寛永寺坂駅跡は、ホームの幅分だけトンネル内部が広くなっている様子だった。