玉南電鉄の面影


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 東八王子駅(玉南電鉄 => 京王電気軌道)、京王八王子駅(京王電気軌道=>京王帝都電鉄)と移り変わって来た京王の八王子駅だが、 平成元年にはついに多摩地区で初の地下駅となった。付近の近況を追ってみた。



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(左/写真:1)

 北野方の踏切から、京王八王子駅方向を望む。左カーブのすぐ先が地下駅。 左手は西東京バス(京王系)の車庫になっている。


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(左/写真:2)

 トンネル入口脇の側道上。トンネルの真上は立体駐輪場の建物になっている。架線柱のビームが地下へと沈んで行く。

(下/写真:3)

 さらに進むと、今度は立体式のバスターミナル兼駐車場。京王及び、西東京バスが発着している。 大型バスが次々と吸い込まれて行く様は、なかなか壮観だ。その向こうの建物は京王の駅ビルである。

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(左/写真:4)

 現在の駅上を過ぎてもう1ブロック程行った先が、旧東八王子駅跡になる。 ここは現在京王の高速バスターミナルになっているが、早朝という事もあり閑散としている。はたして一日何便が発着しているのだろう。



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(左/写真:5)

 その裏手の甲州街道に面した位置に、「玉南電車・東八王子駅」の改札口や駅舎があった。現在は工事用の囲いで覆われ、京王系列のビルを建築中。 左右に横切っているのが甲州街道。昔はここから、路面電車が高尾方面へと発車して行ったわけだ。




 というわけで、玉南電鉄の面影どころか、 まだ 10 年も経っていない地上線時代の京王八王子駅の様子すら思い出せないほどに、付近は激変しているのでした。フェ〜〜。(~~;)


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