後片付けを考えるとなかなかアウトドアでは手を出しにくい料理法、でも天ぷら好きの私としましては一度はやってみたかったこのメニュー。 元々ポルトガル語(tempero)だそうですが、今や日本の天麩羅がそのまま英語の「tenpura」で通じてしまうポピュラーな料理ですね。 素材はお好みで海の幸・山の幸、野菜・魚・肉と、よりどりみどりでもある事が個人の嗜好に合わせやすくもあります。
まずは材料の準備。ちなみに、今回もブツは少量パックの手に入る100均での買出しだ。茄子は火の通りやすいように薄く切り、表面に切れ目を入れておく。ごぼうサラダは何と(!)掻き揚げ代用食だが、キッチンペーパーに包んで水気を絞っておく。
ウインナーはとりあえずそのままに。まいたけは... あれ?皿に乗ってないぞ。実は材料写真撮った後に脇へはけて、そのまま使うのを忘れてしまいました、というオソマツ。
カラっと揚げるには冷水が良いという豆知識を仕入れ、ボトルに氷水を入れてやって来た。だから本日のキッチンは氷の解けない距離の多摩川堤。と言いつつ、いつもここでやってるような。。。
粉は市販の天ぷら粉を使用。これはさすがに小ぶりの袋でも、一回では使い切れないなぁ〜。
油が温まったらいよいよ揚げる。カラコロカラコロといい音が水辺に響き渡り、この感触がまさしく天ぷらの醍醐味。音だけで食欲が沸いて来るのはこの料理ならでは。
ちなみに油は加熱用なら何でも良いが、体脂肪の気になる私はノンコレステロールのキャノーラ油をご愛用。「キャノーラ」って、なたねの品種名なんだね。
油に関しては以前、買出しに行ったスーパーに小瓶のものが無くて、唯一手頃なサイズだったオリーブオイルでやってみた事がある。特有の香りが少々気になるものの、一応ちゃんとした天ぷらの味がした。
さぁ、塩ふって食べましょう食べましょう。というか、揚げてるそばから食べてかなきゃ、皿があふれてしまいそう。それに、やっぱり出来立ての美味しいところをサクサクと食べないとね。
一人でやる天ぷらの難点はあれだな、揚げながら食べなきゃいかんという忙しさ。おまけに、今日は写真も撮らないといけないし。
やぁー、満足満足。食後は油に凝固剤を混ぜて、しばし固まるのを待つ。一回で処分してしまうのは少しもったいない気もするが、油のまま持ち帰るのも大変なので。
この日のキッチン周辺は連休という事もあり、家族連れのデイキャンパーでにぎわっていた。先ほどから一人、川の中に立ち、横目で私の昼食を見ていた赤い服。これは人ではなく、案山子なのだ。カワ鵜などの鳥から魚を護るために設置されている物との事。