冬は鍋、夏は素麺が旨いけど、いつもそればっかりではなんだか工夫が足りない。たまにはちょっと凝ったものをという事で、今回はパエリアに挑戦。でも大事なパエリアパンが無いので、コッヘルで作るなんちゃってパエリアなのがご愛嬌。
コンロで湯を沸かし、コンソメを落とす。火を止め、サフランを一つまみ入れてコッヘルに蓋をし、しばらくそのまま蒸らす。
サフランとはアヤメ科の植物で、その花の雌しべを摘んで乾燥させたものをスパイスとして使用します。これは一本一本手作業で集められるので非常に高価で、「黄金の糸」とも呼ばれる事があります。
別のコッヘルにオリーブオイルを入れ、海老、アサリ、塩胡椒で下味を付けた鳥肉を炒める。少し炒めたら、一旦取り出しておく。
空になった鍋にオリーブオイルを少し足し、トマトを切って入れる...(とレシピにはある)。今日は角切りトマトの缶詰めで代用し、これをドバっと... ドバドバっと... おぁぁぁッ、こんなに入ってたのか。少々入れすぎ。 米も入れ、ニンニクと共に強火で炒める。(今日は携行の関係で粉末ニンニクを使用)
朝晩涼しくなって来たが、まだ9月初頭じゃ昼間は暑いァね。多摩川土手の某所にて、木陰を見つけてランチタイム中。米が透き通って来たら、次の工程へ進む。
取り置いた肉、海老、アサリを再び入れ、ピーマンを加える。さらに、最初に作っておいたサフランのスープも合わせて炊く。 炊き方はもちろん、初めちょろちょろ中ぱっぱ...。
ちょっとトマトの水分が多かったかな。パエリアというより、トマトリゾット状態。でも米もほど良く炊けてて、スープがいいから食が進む。ほんとはおこげが旨いらしいが、本物のパエリアも食ったことないし、良く判らない。
例によって食後の昼ね、これが至福のひと時だ。お日様が回って、木漏れ日がだんだんとチクチクして来る。さて、午後はどっちへ走ろうか。