峠で チーズフォンデュ を...   (2000/05) 

 今年の連休は、久し振りにT氏と二人きりのペアランとなった。行き先は秩父の大霧山。定峯、粥新田両峠の間に横たわる、標高 767m程の低山だ。すっかり足の萎えている二人としては、アプローチは迷わず八高線の輪行と相成った。


AM 10:30 小川町から走り始めたこの日は、初夏なみの陽気。駅前で食材調達の後、街中を走り抜け、腰越から館川ダムを経て、白石峠へ向けて登り始める。
 これが鈍りきった体に意外と手強く、行けども行けどもまだ上に道が見える。いく度となく休憩を繰り返しつつ登るうちに、時刻はとうにお昼をまわってしまった。

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白石峠でランチタイム

PM 1:00 ほうほうの体で、やっと林道から白石峠の舗装道に飛び出した。もうお腹がもたないので、ここでお昼の調理開始とする。メニューは連休恒例となったチーズフォンデュ。そのための材料と、調理用のフライパン、焼きたてのフランスパン、おまけにワインのボトルまでリュックに詰めて来たのだ。
 しかしこれは手軽に調理出来る割に、リッチな気分を味わえるのがいいですね。リュックの重みをお腹に詰め込んで、しばらく食後のまどろみを楽しむ。

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連休恒例のチーズフォンデュ

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やっと着いた大霧山

PM 2:00 さて時間的にあまりゆっくりもしてられない状況になって来たので、腰を上げて先を急ぐ。グリーンラインをしばらく走り、定峯峠から山道の急登に貼り付いた。
 道は細いものの良く整備されていて、乗車率も高そう。"高そう"というのは、お腹の満ちた我々はためらいもなく自転車を押して歩いたから。
 まだかまだかと2〜3度偽ピークを越えて、ようやく大霧山の頂上に飛び出した。


PM 3:00 頂上は展望が良く、これから先の尾根道が眼下にうねうねと続いて行くのが見える。まだ日は傾いてこないので、しばしティータイムとして人心地。
 遠くは霞んでいるが、空気が澄んでいればさぞや彼方の山々まで見渡せる事だろう。それを裏付ける様に山頂の標識脇には、ぐるりと周囲の山々の名を連ねた案内板が立てられていた。

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この先の尾根がウネウネと


 この後、粥新田峠まで自転車を引きずり降ろした時点で、PM 4:00 をまわってしまい時間切れと判断。予定の粥新田峠〜二本木峠〜釜伏峠〜寄居駅を切り捨てて、直接小川町駅へと下った。
 相棒のT氏はすぐ発車した東上線車中の人となったが、私は八高線の時間が悪く、家に帰りついたのは PM 7:00 をまわっていた。


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