リュック
このリュックを見ていると、同期で入社した I君の事を想い出す。彼ともう一人同期の 3人で夏の日光連山を縦走する事になり、急ぎ購入したアタックザックだ。彼にアドバイスを受けて秋葉のニッピンで買った物だが、中にフレームの入ったタイプでタッグには「Bern」と書いてある。
彼は学生時代からの山屋だったが、残りの我々二人は全くの初心者。霧降からリフトで上がった所までは良かったものの、そこから先はハードな山行となり、ガラガラの斜面を下って頂上直下の非難小屋に到着したのは日も暮れようとしている頃だった様な。
その後 I君は会社を辞めて青年海外協力隊に応募し、南米のどこだかへ行くと言っていた。既に青年の域を過ぎてだいぶ経つが、日本へ戻って来てからはどこで何をしているのだろうか。
こちらは最初から自転車用に購入した物で、「Jack Wolfskin」のデイパック。下の写真の様に背中とバックが密着しない構造となっているが、購入当時まだこういうのは少なかった。結構高かった気がするが、値段は忘れてしまっているのが寂しい。
以前は自転車にセットするサイクルバッグを使う事が多かったが、パスハンで林道や山道を走るようになってからは、ずっとデイパックを愛用している。何個か代替わりはしているものの、今のこれも買ってからもう大分経ち、日焼けによる褪色が目立って来た。
肝心の使い方だが、ものぐさな私は常時荷物を入れっぱなしでそのまま押入れに突っ込んでおく。中身は基本的に 2パターンのビニール袋に分納されており、昼に煮炊きをするか、あるいはお茶だけ沸かして後は弁当で済ますかによってどちらかの袋を置いて行く仕掛け。実にシステマティックと自負するわりには、結構無駄な物も入っているので少々重たいのがたまに傷。
また時々点検しないと、電池の切れたラジオとか、穴の開いたままのタイヤチューブとか、色んな物が出て来るから始末に終えない。こないだは、なくしたと思って後から買い直したエマージェンシーシートが、リュックの底から二つも三つも出てきてビックリした。