シェラカップ&コッフェル
 シェラカップの歴史についてご存知でない方もいると思うので一応書いておくと、これは米国の自然保護団体シェラクラブが会員の証しとして作成し、また後に基金集めのために販売をした物との事だ。いまは各社から出ているが、オリジナルはカップの底に「SIERRA CLUB」のロゴが打ってある。これを購入する事により、その金額の一部が基金に振り込まれるという仕組みになっているらしい。
シェラカップ@ベランダ
 しかしこの小さなクックギアは、実に機能性に富んでいる。まずはその構造を見ると、ステンレスで出来た円錐台状のカップの周囲にワイヤーが通してあり、そのまま取っ手となって出ているため、これが放熱効果を発揮してフチがすぐに冷める。そのためにお湯を沸した直後であっても、口をつけた途端「アチチ」てな事にならない。
 またその形状はスタッカブルとなっており、複数重ねても嵩張らずに携行する事が可能だ。これでさすがに本格的クッキングは無理があるが、お茶やコーヒー、ちょっとした料理には便利に使える。昔これをザックに括りつけている山男を見て、何故か「あぁ、かっこいいなぁ」と憧れていたのを思い出す。
コッフェル@畳の間
 ちゃんとした料理をするにはコッフェルの出番となるが、一般的には「コッヘル」と記述するようだ。どうも口がまわらないので私はコッフェルと言ってしまっているが、手元のケースには「HOPE CAMPING COOKER」としか書いていない。ちなみにアルミの本体の方は「KOCHER」の表記でこれはドイツ語かな?してみると「COOKER」(クッカー)のドイツ語が「KOCHER」(コッヘル)って事なの??
 さて説明するまでもなく、コッフェルは大鍋の中に中鍋を入れて、さらにその中に小鍋を入れて...という、言わばクッカー界のマトリョーシカ(カエッテワカリズライ)
 これの最奥部にガスのカートリッジを忍ばせるという裏技もあるが、残念ながら私のは今一歩深さが足りなくてアウトだった。
 しかしこういうのでいつも連想してしまうのは、昔テレビで良く見ていたカウボーイの野宿の場面だ。缶詰からあけたビーンズをフライパンにぶちまけ、焚き火にかざしてジャージャーと料理する。なんか男の世界だなぁと思いつつ、どんな味付けなんだろうと想像をたくましくしていた。一度はやってみたいもんだといまだに思っている。