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ボトルケージ

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おそらく私がこれまで乗って来た全ての自転車に採用されていたパーツ、それがミノウラのボトルケージだ。 最新のランドナーにも 4.5mm径ジュラルミン製ボトルケージ「DURA CAGE」を使用している。 色はすべからくメタル地のシルバーにすべし、私は常々そう思っているのである。 フレームと同色で揃えるという考え方もあるが、やはりここは銀色に光っていないと何となく締りがないと感じてしまう。 まぁ、たまに黒へと浮気をする場合も無きにしもあらずだが。

しかし考えてみるとこのケージ、形は単純だが走行中に脱落してはだめだし、逆に飲むとなったらボトルはすんなり外れてくれなくてはならない。 外れない、外れる、という相反する機能を単純構造の中に実現するために、あるいはメーカーでかなり高度なシミュレーションが行なわれているのかも知れない。


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ケージはノーマルサイズを使っているが、ボトルは概ねロングを好む。 なんたって出かけると野外でクッキングを楽しむ場合が多いので、水は余裕をみて持って行かないと足りなくなってしまう。 水満タンで重たいボトルでもしっかりとホールドしてくれて放さない、そんな頼もしい存在なのだ。

常に使って来たパーツだが、唯一、自転車からこのボトルケージを外していた時期がある。 それは山サイでしきりに山道に入って担ぎを行なっていた頃だ。 自転車を担ぐ時にはフレームの中に肩を突っ込む形になるので、そのシチュエーションによってかなり邪魔になってしまうからだ。

2013/03 記