正月も３日目となるとモチも食い飽きＴＶもマンネリ。
そろそろ走りたい虫がゆるりと頭をもたげて来る。
どっかないかなー、とガイドをめくってると
目に飛び込んで来たのがサマーランド裏手の丘陵地帯。

「ちょっと出かけてくるよ〜」ってな気楽さで、
でも身仕度はしっかり整えてるので自転車同伴はバレバレ。
年明けお初にカバーを外し、
フッと軽く埃をはらう。（あー、全然掃除してないや）
今年も頼むよっと声には出さず(^^;)、「やっ」と漕ぎ出す正月道路。

トンネルの脇から登って行けば、どこぞも同じゴルフ場。
車道を外れハイキング道へ...　これまたお馴染み霊園の裏手。
でもしばらく走れば段々と雰囲気も出て、
程よく積もった落ち葉がカサコソ。
日だまりにはお地蔵さんも奉られていたりして、
下界の喧騒を忘れさせてくれる。

下って行くとポッと出たのは民家の裏庭、戸吹の里の最奥部だ。
滝山街道へ戻り、秋川を越えて平井川のほとり、
誰もいないスタジアムに潜り込んでお昼にする。

降り注ぐ冬の暖かい陽射しを浴びながら、
一累側の広い芝生を独り占め。
食後のゴロ寝を楽しむうちに、
段々と球場に歓声がこだまする。
目を覚ませばそれは周囲の住宅地に響くスピーカの声。
「♪たけや〜〜〜、さ〜おだけ。」

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