Posted by 小原輝昭 on October 23, 1997 at 23:04:34:
平成元年に廃止になった「JR標津線」。平成になってからの廃線だから、まだまだ現役時代の痕跡をたくさん残している、と思っていたのですが…
予想以上に、痕跡が失われていました。
テキストは、鉄道ジャーナル社「旅と鉄道」97夏増刊の廃線跡をゆく・道東めぐり のページがいいかな?
この雑誌に、標津線の遺物は、すでに極端に少なくなっていることが記されていた。しかし、私はあまり信じていなかった。だって、平成に入ってからの廃線だから…
【内容】
まず、手始めに根室標津駅に行ってみました。標津町役場の裏手に駅があったのですが、すでにホームがない。あったのは、駅を出てすぐの信号。その横に積み上げられた、撤去済みレール。また、駅の奥には、テキストでも紹介された転車台と車輪。これだけ。
なんで、こんなに鉄道時代の匂いが消えてしまったんだろう。駅周辺にも、鉄道時代の匂いが感じられなかった…
何もない広いスペースが駅を感じさせる、と思うようにしたいが…
とにかく、すごく寂しい気持ちになりました。
つづく