Posted by 小原輝昭 on September 28, 1997 at 12:16:13:
In Reply to: 京王御陵線 posted by 永澤 茂 on September 28, 1997 at 11:22:44:
今から書く内容は、「八王子歴史郷土資料館」に所蔵されている資料から知った内容です。
この資料は、御陵前駅があったところに住んでいらっしゃる方(すみません、お名前を忘れてしまいました)が、御陵線に興味を持たれて詳しく調査され、まとめあげられたものです。僕の記憶では、この資料は昭和60年頃に作られており、僕もこの資料から、横山橋付近の橋脚(御陵線に使われていたもの)の現存を知りました。
さて、内容です。
御陵線は、国道20号を陸橋で跨いでいました。この陸橋は戦後も残っていましたが、昭和25年頃、大勢の人が見守る中、撤去作業が行われたそうです。御陵線復活へ、かすかな望みをつないでいた人たちにとっても、「お別れ」の時になりました。
しかし、この撤去作業は、京王によって行われたものではなく、「泥棒による撤去作業」だったというのです。時は朝鮮戦争の真っ只中、「鉄」が異様に高く売れた時代でした……
この撤去作業、白昼に堂々と行われたため、誰も怪しい者によって行われているとは思わなかったそうです。
追伸：H.Kuma様、こういう情報は「よくない」と判断されれば、削除して下さって結構です。